コピックスケッチは知っているけれど、コピックチャオって何?と思った方も多いのではないでしょうか。
コピックチャオもコピックの商品。コピックスケッチのエントリーモデルとして登場した画材です。
今回はコピックチャオとはどんな商品なのか、詳しく見ていきますよ!
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コピックチャオとは?
コピックチャオとはコピックスケッチのエントリーモデルです。エントリーモデルとはメインモデルよりも低価格で販売している「お買い求めやすいシリーズ」といったものです。
子供でも使えるようにペンを持ちやすくしたり、初心者が色選びに失敗しないように色数を減らしているようです。
細かい色の違いまで出ているスケッチに比べて、主要な色はほとんどチャオで揃うので、少ない方が選びやすいのです。
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コピックチャオとはスケッチのエントリー版
これからコピックを始める方のために手にしやすい値段や仕様にしたのがコピックチャオです。スケッチに手が出にくい時、コピックチャオがおすすめです。
もちろん値段分の違いはあります。違いは違いは以下の通り!
- 塗れる量がB4一枚分違う
- 値段が130円違う
- 180色と358色も違う
- エアーブラシ未対応
主な違いはこんなところです。結構違いがたくさんあるように思いますよね!でもそんなことありませんよ!
早速コピックチャオとはどんな画材なのか、スケッチと比べて見ましょう。
1. 塗れる量がB4一枚分違う
形が違うので、コピックスケッチよりも、チャオの方が少し量が少ないのが特徴です。公式では以下のように紹介しています。
チャオ・・・2.7枚B4の紙を全塗りできる
スケッチ・・3.7枚B4の紙を全塗りできる
チャオはスケッチより、だいたい一枚分塗れる量が少ない。でもB4の紙はA4よりも一回り大きなサイズですので、結構塗れますよ。
2. 値段が130円違う
チャオ・・・一本 250円 (税込み275円)
スケッチ・・一本 380円 (税込み418円)
差額・・・・130円 (税込み143円)
コピックチャオとスケッチでは、だいたい130円の値段差があります。
10本買うと1300円、50本買うと6500円の差になります。かぶってる180本をチャオで買うと23,400円のお金が浮く計算になります。結構大きいですよね!
かぶっている色はチャオで買った方がお得そうです。
3. 180色と358色も違う
チャオ・・・全180色
スケッチ・・全358色
差・・・・・178色
コピックチャオとスケッチとでは、178色の差があります。色の種類は大きな差ですが、イラスト制作に必要な色は基本チャオで揃います。
なのでチャオで揃えて、肌色はもっと細かい色が欲しいなという時、細かい色をスケッチで探すのがおすすめです。
ちなみに色の違いはコピック公式のカラーチャートで確認できますよ!
4. エアーブラシ未対応
一時生産中止になっていた人気のエアーブラシ。実はチャオは未対応です。エアーブラシで使いたい色はスケッチで買うといいでしょう。
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コピックチャオとは必要な色が揃ったシリーズ
コピックチャオは色の種類が180本です。スケッチが358色に対して178本色が少ないシリーズです。しかし180本でも十分コピックメイキングができちゃいます。
コピックチャオには塗りに必要な基本的な色は全て揃っているので、チャオだけで揃えても大丈夫。細かい色をスケッチで探すという具合です。
基本的にはセット販売されている36色セットを買えば、一つの作品を完成させられるでしょう。むしろ半分の18本でも十分なほどです。
作品にもよりますが、それほど複雑でなければ、肌・髪の毛・服・装飾・背景で、それぞれ2〜3本もあれば塗れちゃいます。
コピックだけでなく水彩色鉛筆や絵の具などを併用してメイキングすることも多いので、足りない色は無理して買わなくても大丈夫。
例えば:肌色「E000・E01・E02」、髪色「R5・E7」、服「B23・B34」、影「C-1・C-3」など(合計8本)上半身イラストや同系色を多用したイラスト、光(用紙の白)を残したイラストなら意外と本数が少なくてもいけちゃう…。
コピックチャオとはセット販売されているので揃えやすい
最初はついついたくさん買ってしまいますが、一本ずつ試しながら揃えていくのもおすすめです。でもコピックチャオはうまく考えられてセット販売されているので、セットの色を参考にすると色選びが楽になります。
- コピックチャオは72色セットのAとBを買うと全色の180本揃う
- 36色セットならA・B・C・D・Eの5セット買うと180本揃う
コピックチャオは72色セットと36色セットで販売されています。セットで買っていくと綺麗に全色揃うという仕組みです。ちょっと見ていきましょう。
コピックチャオ72色セット A
36色セットAと36色セットBを合わせた72色セットです。36色セットAは紫系統、緑系統を多めに揃えたセットです。36色セットBは暖色系の色が充実しています
この2つの36色セットの合わせたのがこの72色セットAというわけですね!
コピックチャオ72色セット B
36色セットCと36色セットDを合わせた72色セット。36色セットCは薄く明るめの色が多く、36色セットDは重めの色があるセット。36色CとDは、36色セットAとBの追加で購入したいセットになります。
なので、72色セットBは先ほどの72色セットAの追加で購入したいおすすめセットということになります。
コピックチャオ36色セット A
紫系統、緑系統が多い、濃いめの鮮やかな表現ができるセットです。
コピックチャオ36色セット B
暖色系の色が多い、落ち着いた表現ができるセットです。
コピックチャオ36色セット C
薄く明るめの色が多く、透明感のある表現ができるセットです。
コピックチャオ36色セット D
重みのある濃いめの色が揃ったセットです。
コピックチャオ36色セット E
72色セットに入っていない36色セットです。深みや明暗を表現するのに最適なセットです。
この通り見てみると、基本セットと追加セットで分かれて販売されているのです。なので必要なければ全部の色を揃える必要はなさそうですね!いきなり手が出ない方は、好きな色を試しながら買っていくのが良さそうですね!
コピックチャオとはどんな画材?使ってみた!
コピックのチャオを使って実際に塗ってみました!
うっかり一部服の帯でスケッチのY26とCM47を使ってしまいましたが、チャオにも似た色があります。
肌色から髪の毛の色、影色などチャオだけで揃えても十分いろんな表現ができると思います!
使用したコピック:肌=E000・E00 髪の毛=E50・E51 目=R11・RV42・C1 影=C1・C3 服=R05・R17など (スケッチのY26とCM47も)
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コピックチャオとは初心者に優しい画材だった
公式の通り、コピックチャオはやっぱり初心者に優しい画材でした!手を出しやすい値段と持ちやすさ、十分な色の種類です。
筆者もスケッチよりも形がコピックチャオの方が好きなので、チャオで色があればチャオで買うようにしています。
チャオと色がかぶっていないものをスケッチで買い足していく、というのが賢い買い方かな?と思います。