コピックと相性抜群の線画用のペンがコピックマルチライナーです。太さが7種類で1.0mm〜0.05mmまであります。色は黒以外にも全部で10色。
全種類買うと70本..ではなく、色によって無い太さがあるので49本です。一本200円ですので、全部で1万円くらいです。でも全部買う必要はありません。どの太さや色が必要かわかっていれば、必要なのは3本ほどで十分。
今回は10色のコピックマルチライナーでの色の選び方について解説していきますよ!
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コピックマルチライナーは色によって太さの種類が違う
上記の比較表のように、コピックマルチライナーは黒は全サイズ販売されていますが、セピアやラベンダーなどの他の色は0.03mmや0.05mmがなかったり、0.8mmや1.0mmがなかったりします。
基本的にはどの色にもある、真ん中の0.3mmを選んで、他のサイズを探してくのがおすすめです。
メモ:ワイン・コバルト・オリーブはおそらくインク詰まりなどを防ぐため0.3mmのサイズがないのでしょう。また、ブラック以外はべた塗りなどに使える0.8mm・1.0mmがありません。
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コピックマルチライナーの色の選び方
まずは基本的な色の選び方を見ていきます。考え方がわかっていると、10色もあるコピックマルチライナーの色選びが楽になります。
寒色系か暖色系か知る
青系の寒そうな色が寒色、赤系の暖かみのある色が暖色です。
髪色が寒色なら寒色系のコピックマルチライナーの色を合わせるとよく、髪色が暖色なら暖色系のコピックマルチライナーを使うとうまくいきます。
近い色を選ぶ
カラーチャートで近い色を選べば基本的にはOK!
上の例で示したように、髪の毛が真っ赤ならそれよりも薄いピンクにするか、濃い赤にするかといった具合です。
もちろん黒でもOKです。緑や黄色など明るい色で線画を黒にすると、線が目立ちすぎるのが嫌な場合があるので、上のように近い色を選ぶ方法があります。
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コピックマルチライナーの色1:ブラック
コピックマルチライナーの基本の色がブラックです。全部の色が揃っています。最初に購入される方も多いでしょう。
人物や背景の線がに使える、オールマイティな色です。ハッチング技法などのミリペンを使ったペン画にも使えます。
あるといい色
0.03か0.05・0.1か0.3・0.5か0.8・1.0の3本くらいでしょう。一本だけ購入するなら0.3mmがあればいいかと思います。
髪の毛の中の線やクロスハッチングで影を塗るなら、0.03mmか0.05mmがあると便利です。
0.5mか0.8mmはストロークなどで強弱のある線を描きたい時に使えます。紙の大きさや部分にもよりますが、0.3mmではやや強弱のある線を描くのが大変かなという感じです。
1.0mmは他の太めのペンで代用しても大丈夫だと思います。
ブラック:200円
線幅:0.03/0.05/0.1/0.3/0.5/0.8/1.0
コピックマルチライナーの色2:クールグレー
寒色系の青よりのグレー色です。黒色の線画よりもグレー系の色の方が線画が目立たないので、リアリティのある仕上がりになります。
石やがれきなど、ものを描く時の色としても使えるでしょう。
使えう場面
青系の線に合わせるなど。石やコンクリートなどの建物の線など。
クールグレー:200円
線幅:0.03/0.05/0.1/0.3/0.5
コピックマルチライナーの色3:ウォームグレー
暖色系の赤よりのグレー色です。温かみのあるの色なので、髪の毛や肌色にも使えるでしょう。
使える場面
赤色や茶色系の髪や服など。石や瓦礫、建物などの背景にも。
値段:200円
線幅:0.03/0.05/0.1/0.3/0.5
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コピックマルチライナーの色4:セピア
茶色のセピア色はブラックと同じく人気のあるコピックマルチライナーの色です。ブラックとセットで1本づつ持っていると便利です。
コピックマルチライナーの茶色系の色は、セピアとブラウンがあります。セピアは薄い茶色で、ブラウンは濃い茶色です。お好みで選ぶといいでしょう。
使う場面
茶色や赤系の髪の毛。全体の線画をセピア色一本で済ませてもよし。人物や物の影部分やべた塗りなど。
値段:200円
線幅:0.03/0.05/0.1/0.3/0.5
コピックマルチライナーの色5:ブラウン
セピア色よりも濃い茶色です。ブラックのサブで一本持っておくと便利です。
セピア色よりも濃いので、イラスト全体の明暗をはっきりさせたい場合は、部分によって明るいセピアを使い、影や奥行きのある部分はブラウンを使うといいでしょう。2本色の使い分けもおすすめです。
使える場面
茶色や赤系の髪の毛。全体の線画作業をブランで行うのもよし。人物やものの影部分やべた塗りなど奥行きの表現。
値段:200円
線幅:0.03/0.05/0.1/0.3/0.5
コピックマルチライナーの色6:ワイン
ブラウンやセピアと同じ赤系の色ですが、これで線画を行うのもいいでしょう。線画に使うと個性的な表現ができそうです。
使える場面
紫系の髪の毛や服。髪の毛など影部分など。花や植物、模様など。
値段:200円
線幅:0.05/0.1/0.3/0.5
コピックマルチライナーの色7:コバルト
コバルトは青系の色です。水の表現や影部分のべた塗りなどにも使えます。青系の髪の毛にもいいでしょう。
使える場面
寒色系の線。青系の髪の毛。海や川などの水。影部分のべた塗りや強調。
値段:200円
線幅:0.05/0.1/0.3/0.5
コピックマルチライナーの色8:オリーブ
緑色のオリーブコピックマルチライナーで可愛い色です。
植物や自然を描く時に使えます。緑系のキャラクターや髪の毛や服を描くのにも使えます。
使える場面
植物や自然。緑の髪や服装、装飾など。
値段:200円
線幅:0.05/0.1/0.3/0.5
コピックマルチライナーの色9:ピンク
コピックマルチライナーでも人気のある色の一つです。ピンクは他の色との相性もよく、光の表現として使えるので便利です。
黒系のピンクで輪郭や中の毛を描けば光を表現したりできます。赤を明るくした色がピンクなので、赤系のとの相性もいいです。
使える場面
ピンク縛りのイラスト。ピンクのや赤系の髪の毛や服や装飾など。アクセントや差し色として他の色に取り入れる。
値段:200円
線幅:0.03/0.05/0.1/0.3/0.5
コピックマルチライナーの色10:ラベンダー
紫の色がコピックマルチライナーのラベンダーです。
色が目立ちにくいので、線画で使うのもいいでしょう。紫のコピックで塗る時に一緒に使うのにぴったりです。
コピックの影色で使うグレー系(C-0〜)の色と合わせて使うと相性が良さそうです。
使える場面
紫系のコピックの線。全体の線画など。
値段:200円
線幅:0.03/0.05/0.1/0.3/0.5
最初に買うべきコピックマルチライナーの色のはこれ!
描くイラストのタイプにもよると思いますが、基本は黒とセピア(明るい茶色)かブラウン(濃い茶色)がいいでしょう。黒と茶色の0.3mmと細い0.03mmがあれば最初は十分かと思います。
筆者の場合は最初にセピアと黒を買いました。黒は基本ですが、セピアやブラウンは茶色なので、肌色との相性がいいと聞いたのでそうしたのです。
髪の毛も茶色の髪の毛を描く時はセピアやブラウンを使いますので、茶色だけで人物の全身を描くことができます。服や靴などだけ黒にしたりするのもいいと思いますので、やはり最初は黒とセピアかブラウンがあると便利です。
セピアとブラウンのどちらがいい?
特にコピックマルチライナーの茶色は「セピア」と「ブラウン」の2種類があります。セピアが薄いオレンジ系の茶色で、ブラウンが茶色です。薄い線画にするか濃い線画にするか迷うところです。
クリスタを使っでデジタルでコピックの実際の色を再現してみました。コピックの肌色に使われるE00の肌色に合わせて、コピックマルチライナーの「セピア」と「ブラウン」を比較しています。
薄い肌ならセピア、濃い色の肌ならブラウンといった感じで選ぶのがいいでしょう。
コピックマルチライナーの色選びを楽しもう!
コピックマルチライナーの色は全部買う必要がなく、必要な時に必要な色を買い足していくのがおすすめです。
コピックマルチライナーは線画だけでイラストを描いたりして楽しむ方法もあります。いろんな色で線だけのイラストを描いて楽しむのもいいでしょう!
お好みの色でオリジナリティが出るといいですね!では。