今回は脚の骨と筋肉について見ていきます。脚の骨と筋肉の構造はちゃんと知っていた方がいいのかというと、そんなことはないと思います。
脚の筋肉や骨の構造がわかっていなくても、脚の骨や筋肉がわからなくても実際なんとかなります。表面から見た筋肉を観察すれば実際に描けるわけなので、内部の構造まで手が回らないという場合は後から勉強してもいいでしょう。
しかし今回はまとめたので、ちらっと見ておくだけでもだいぶデッサンの役に立ちます。ちょっと見ていきましょう。
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脚の骨や筋肉の名称を覚えよう!
まずは氏の筋肉や骨の構造です。いっぺんにまとめたバージョンですので、これをどっかに保存しておいたりスマホに入れて描く時にちらっと目を通すだけでも役に立つと思います。
「骨の名称」と「筋肉の名称」と「バランス」について描いてあります。
ごっちゃになっているので何を描いているのかわからないかも知れませんが、この後の文章を見ていただければわかるかと思います。
脚の骨の場所を覚えよう!
まず最初に脚の骨について見ていきましょう。ざっくりとどこに何があるのかわかっているといいです。
デッサンで重要になるのは「脛骨(けいこつ)」です。自分の脚を触ってみるとわかりますが、骨が出っ張っているのがわかります。この出っ張りを境に影が内側にできたりするので、いいポイントになるのです。
ちなみに脛骨はサッカーやバスケをやる人にはお馴染みですが。軸足を使ったり、腰を回して身体を回転させる系のスポーツはこの場所を怪我しやすいのです。
あとは骨盤でしょうか。これは別の記事にも書きましたが、男性と女性では幅が違います。男性は縦に伸びており、女性は出産や妊娠のために骨盤が横へ広がっています。
男女の体格を描き分けるのに非常に重要になります。大人の女性キャラや、くびれを意識したビキニのキャラクターなど、腰回りをしっかりとずしっとしている方がかっこいい感じになります。
脚の骨で覚えておけばいいのは、こんなところでしょうか。
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脚のバランスについて
今度は脚のバランスについて見ていきましょう。脚のバランスも非常に重要になります。
だいたい腰あたりから、下はかかとまでで、膝を境にして一対一です。絵柄によってこの通りになっていないものもあるので、だいたいの参考にしてみるといいでしょう。
脚の筋肉について
今度は脚の筋肉についてですが、イラストを描くにあたって意識しておくといいのはこの箇所です。
ここらへんは全部重要ですね。内転筋は座るときにもぬにっと出た感じが表現されるし、大腿筋は、鍛えていると割れるので強い女性キャラでも勇ましく描きたいし。
腓腹筋とヒラメ筋はセットで考えて大丈夫です。同様に前脛骨筋などの3つもセットでまとまりある筋肉と考えておけばデッサンでは十分でしょう。
あと重要なのはこの「S字ライン」です。
縫工筋と脛骨を流れているラインですが、このラインがS字になっています。影塗りの時、このラインが前面に突起しているので、ここを基準に内側に影ができたりします。
角度のある脚を描く時もこのラインを意識して描くといいです。前面に突起しているので。
今度は青で示した部分です。
あまり使わなそうと思うかも知れませんが、実はこの「ハの字」のリズムを守らないで描くと、脚が右脚なのか左脚なのかがわからなくなってしまいます。
立ちポーズを描いていて、「あれ、左足なのに右足みたいになっちゃった!」みたいななことありますよね!あれはこのリズムが原因なのです。「ハの字」のバランスを意識して見るとすぐに直りますよ!
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まとめ
脚の筋肉や骨の形は表面から観察しても分かるところも多いです。内部の構造を勉強するのが難しい場合は、まずは外から見たものだけ調べてなんの金にうや骨なのか確認してみるだけでもいいでしょう。
筋肉の構造は結構奥が深いので、徹底的に勉強したい、という場合は本を買って勉強してみるといいです。