線画が汚いと塗りに行きたくなくなるものですよね。綺麗に描けるとひとまずうまくいったと思って安心します。
と、いうことで、今回は線画が綺麗に今回は線画が綺麗に描ける方法をみていきます。前回も「デジタル線画を綺麗に引く8つの方法!今すぐできる!のもある」で幾つかの方法をみていきましたが、今回は具体的にみていきます。
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線画が汚いのはどうして?
「線画が汚い!」
アナログでは綺麗に描けるけど、デジタルの線画では綺麗に描けない。と言うことがよくあると思います。
線画が汚い理由はいろんな理由があると思いますが、大きな理由は「手ぶれ補正」を活用していないからではないかと思います。
「手振れ補正」機能とはクリスタやSaiに標準でついているストロークを安定させるための機能です。大きな用紙にすればするほど補正を強くする必要があり、補正をかけるとロングストロークが結構決まります。
と言うことで早速線画の汚いのを直すために「手ぶれ補正」の設定について見ていきましょう。
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用紙を回転させないで線画を引くには?
線画をまっすぐ引くために用紙を回転させなければいけないことがあります。
クリスタでは作業画面左下で用紙を回転させることができます。MacとWinのキーボードでショートカットももちろんできます。
このようにキャンバスを回転させて縦方向に線画を引けるようにするためです。
回転させなくても「手振れ補正」でいける
しかし実は手振れ補正機能を使えば回転させなくてもそのまま線を引くこともできます。もちろん多少の慣れが必要ですが。
回転させずに横に、また下から上に線画を引く時は手振れ補正を10以上にすると綺麗になります。
通常の上から下にストロークする場合は6から8くらい(キャンパスが大きければもう少し10から12くらいとか)で十分なのですが、横や上向きにストロークする時はかなり手がぶれるので、10以上、または20以上に設定するといいです。
これで慣れていくと用紙をほとんど回転させずに線画作業ができます。
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長いストロークをする場合は?
髪の毛など長いストロークが必要になる場合があります。この場合も手振れ補正をグンとあげると綺麗になります。
キャンバスのサイズが1000px以上とか、B4やB5(商業誌や同人誌を作る時に使う)になる場合は、髪の毛を描く時に結構のロングストロークが必要になったりします。そんな時は手ぶれ補正をグンとあげてみるとうまくいきます。
①と②の二本の線を引いてみました。
①は割と普通に縦にストローク。②は途中せ途切らずにカーブさせました。
この二つの種類の線も「手ぶれ補正」が15以上20以上(キャンバスサイズや作業環境にもよりますが)くらいに設定するとブレないで引くことができます。
固くて動きづらい手ぶれ補正の感じが最初は慣れないのですが、だいたいみんな手振れ補正を高く設定して引いていますので、慣れるといいですよ!
そもそもの線画を少なくする
線画は黒を残したままにすると漫画っぽくなり、髪の毛の色や肌の色に馴染ませるとリアリティのあるイラストになります。
左が線画を馴染ませた(髪の毛だけ)イラストで、右が馴染ませないイラストです。馴染ませた方が立体感がある感じがします。馴染ませないとシルエットがはっきりしてしまうので漫画っぽくなるのでしょう。自分のイラストのスタイルで決めるといいと思います。
ただ馴染ませないタイプの絵だと線画が少なくて済むので、線画が汚いのを隠すことができます。また線画を一直線につなげるよりも、途切れ途切れで引いた方がバランスよく見えるので、形がわかるところなら線を繋げないで、線画がないところがあってもいいと思います。
このようにそもそも線画を少なくする、と言うのも手法の一つです。
まとめ!
結局「手振れ補正」を高く設定することと、塗りで線画を目立たなくさせる手法が流行っているので、線画を描くところを少なくしたり、面している色に馴染ませるのがいいのです。
最近は線画が目立たないイラストが流行っているので、いかに線画が馴染んでいるか考える方がいいかもです。