みなさんはイラストを練習する時、トレース台を使っていますか?トレース台があるとデッサン崩れを見つけたり、左右でバランスのいいイラストが描けたり、下敷き代わりにもなるので便利です。
今回はトレース台の選び方をポイント別に見ていきます。高機能なトレース台があると練習がグッとはかどりますよ!
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トレース台の用途ってそもそも?
主に下書きをなぞる為に、イラスト制作・漫画制作・アニメーション制作の現場で使われています。練習で使うならトレース台の用途は以下の通りです。
- 模写
- デッサン崩れを見つける
- 下敷きとして利用
初心者の方がイラストを練習する時に活躍するのがトレース台です。模写やデッサン崩れを調べるのに大変役立ちます。
模写
トレース台があると模写が楽になります。普通は目で見て模写をするものですが、トレース台を使うことによって目で見てわからない線を引くことができます。
キャラクターの目など、初心者の方は目で見てもうまく引けない線があります。トレース台を使うことによって、目で見てわからない線を見分けることができるのです!
デッサン崩れを見つける
トレース台の上で紙を裏表すると左右反転します。これで左右でデッサンが崩れているところを見つけることができます。
プロでも左右反転しながらでないと、左右対称に描くのは難しいものです。トレース台を使って裏表してバランスのいい絵になっているか調べる必要があります。
下敷きとして使う
使わない時はトレース台を下敷きに利用するのもおすすめです。机の凸凹でうまく描けない時、表面がつるつるのトレース台を使えばいつでも綺麗に描画できます。
また、トレース台を膝に置いてベッドに座りながらイラストを描くなんてこともできちゃいます。疲れたらトレース台をベッドに置いて寝ならがら描く手塚治虫先生スタイルも可能ですね!
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トレース台の選び方!プロ仕様がおすすめ
それでは今度はトレース台の選び方を見ていきましょう。現在出ているトレース台はプロ仕様のものから初心者向け、遊び向けのようなものも販売されています。
中でもずっと使えるプロ仕様のものが安く販売されているのでおすすめです!主な選び方のポイントを見ていきます。
- 光の調整ができる
- 適用用紙サイズが大きいもの
- 蛍光管の取り替えができる
- 有名どころを選ぶ
プロ仕様のトレース台は主に上記の機能が備わっています。それぞれどんな機能なのか見ていきましょう!
光が調整できる
製品によって明るさを調整できるものがあります。上の写真はトライテック社のトレース台を使ったものですが、製品によって最大で10段階まで明るさを調整可能です。
光源の量を細かく調整できるので、自分で紙を重ねて明るさを調整しなくても、ボタン一つで明るさを変えることができます。
ケント紙や画用紙など、紙の厚さによって明るさが変わります。光の調整ができると様々な用紙に対応できるのです。なので明るさの調整はトレース台の選び方でもっとも重要なポイントです。
適用用紙サイズが大きいもの
トレース台はA4・B4・A3など適用用紙サイズというものがあります。使う用紙に合わせてトレース台を選ぶといいでしょう。
漫画の原稿用紙はA4サイズとB4サイズがあります。A4サイズ同人誌用は210mm×297mmで、B4サイズ投稿用は257mm×364mmで販売されています。
選び方としては、漫画の原稿も描く方はB4サイズ以降、画用紙やケント紙などA4サイズのイラストA4で十分です。大きな画用紙などを使ってアナログイラストを楽しむならA3などを使うといいでしょう。
蛍光管の取り替えができる
トレース台によって自分で直したり、メーカーに問い合わせて蛍光管を取り替えてもらいます。しかしトライテックのトレース台を参考にすると、蛍光管の寿命は4万時間持つと書かれています。普通に使っていても5年から10年ほど持つので、直すよりも買い換えた方が安い場合もあります。
蛍光管は自分で交換するのが大変なので、保証期間がついているものを購入するといいでしょう。
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トレース台の選び方:有名どころを選ぶ
日本製のトレース台が数多く販売されています。有名なメーカーはトライテックという会社です。プロも愛用していることで知られています。
筆者も使っているトライテックのシリーズは、機能はもちろん、デザイン性にも優れていておしゃれです。
トライテックA4サイズ 500シリーズ ¥5980円(税込)
A4サイズのトレース台です。定価が5980円で販売されています。他社のトレース台よりも少し値段が高い印象ですが、7段階の光の調整でスタンド付き、高原寿命が4万時間もあります。
製品名 | トライテック500シリーズA4(A4-500) |
定価 | 5980円 |
詳細 | 薄型8mm・7段階光源調整・LEDライト・3段階傾斜など |
トライテックB4サイズ 500シリーズ ¥7980円(税込)
257×364mmは漫画の原稿用紙などでよく使われます。A4よりも一回り大きいサイズです。
製品名 | トライテック500シリーズB4(B4-500) |
定価 | 7980円 |
詳細 | 薄型8mm・7段階光源調整・LEDライト・3段階傾斜など |
トライテックA3サイズ 500シリーズ ¥8980円(税込)
A3サイズはトライテックのトレース台でもっとも大きなサイズです。大きさは297×420mm(2970cm×4200cm)ですので、かなりの大きさです。あらゆる用紙のサイズに対応できるでしょう。
製品名 | トライテック500シリーズA3(A4-500) |
定価 | 8980円 |
詳細 | 薄型8mm・7段階光源調整・LEDライト・3段階傾斜など |
トレース台の選び方を考えよう!
トレース台は様々なタイプが販売されています。パラパラ漫画専用の小さいトレース台なんてものもあります。しかしなんども買い換えるものでもないので、長く使えるものを選ぶといいでしょう。
ぜひとも自分の目的にあったトレース台選びをしてみたください。